内視鏡検査
胃内視鏡検査の予約は、わざわざご来院していただかなくても電話で可能です。
あとは、予約をした検査当日に来院していただくだけです。
土曜日も、午前中だけですが検査可能です。
詳しくはこちら。
(大腸内視鏡検査は、検査前受診をしていただく必要があります。)
この部分にスコープが触れると、吐き気を感じます。
吐き気を感じるこの部分に、スコープは触れません。
カゼをひいて医者の診察を受た時、舌の奥をぐっとおされて「オエッ!!」となった事がありませんか?
口からの内視鏡検査でも同じようなことがおこりますが、鼻から内視鏡を入れると、舌の根元に触れないので「オエッ!!」とならず検査を受けることができます。
当クリニックでは精度の高い検査を行い,かつ検査の苦痛を最小にするために経鼻内視鏡検査を施行しています。
当クリニックで採用している胃カメラは直径5.9mmと鉛筆より細く、90%以上の方で鼻からの内視鏡挿入が可能です。
当クリニックではピロリ菌検査、ピロリ菌除菌治療を行っています。
「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」に対する効能・効果追加の公知申請が、平成25年2月21日に承認されて、同月22日より除菌治療が可能となりました。しかし、保険適応治療にはヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の内視鏡検査診断が必要です。
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の確認に際しては、(1)及び(2)の両方を実施する必要があります。
約3μmのらせん菌で鞭毛を回転させ動き回り、胃の粘膜細胞の間に入り込んで炎症を起こします。
幼少期に、親の唾液(お箸、スプーン、茶碗など)からうつると言われています。ただし、成人してからはうつらないと考えられています。
ピロリ菌がいても、ほとんどの人は何も症状が出ません。胃・十二指腸潰瘍になるのは2〜3%の方です。
胃がんになる方も0.4~0.5%前後と言われていますが、日本人がかかっている胃がんの98%はピロリ感染によるものです。
50歳以上では、70〜80%の感染率といわれています。
さらに、その中で「繰り返す潰瘍」など「わるさ」をするのは1〜2%前後とされています。
ほとんどの方は「共生」している…といったかんじです。
内視鏡を使う検査:胃から採取した細胞を用いて検査する方法、内視鏡を使わない検査:「息」を使う検査、「血液」「尿」を使う検査、などがあります。内視鏡をうけないで「いるか、どうか」だけをみるのは、現在の医療制度では自費になります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
日本ヘリコバクター学会のガイドラインでは「ピロリ感染者全てに除菌治療をつよく推奨する」と記載されています。また、除菌の年齢制限はありません。
さらに、海外の論文でも「除菌すると胃癌発生が1/3に減少する」「ピロリ感染者の約3%が7〜8年のうちに胃癌を発症したが、非感染者では胃癌発症がなかった」などが発表されています。
内視鏡を受けない方は、自費となります。除菌と除菌できたかどうかの判断するための費用はこちらをご覧下さい。
胃酸を抑える薬と、抗菌薬(抗生物質)を7日間内服します。
内服期間中に、下痢、味覚異常がでることがあります。内服が終わると治ります。場合により下血することもあります。副作用の種類によっては、中止をする場合もあります。
1次除菌の成功率は70〜80%前後です。失敗したら、薬の種類を変えて、二次除菌を行います。
ほとんどなりません。
除菌が成功したかどうかの判定を受ける必要があります。受診日時は医師にお尋ね下さい。
胃潰瘍の場合は8週間、十二指腸潰瘍の場合は6週間の治療期間です。それ以降にも症状が軽快しないなら、内視鏡検査が必要になる場合もあります。
除菌が成功しても、胃がん発生リスクはゼロにはならにので定期的な検査を受けることが重要です。
名称 | 詳細 | 費用(税込み) |
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感染診断ピロリ菌が「いるか、いないかだけを調べたい」という方 | 初診料+尿中抗体検査(尿で判定) | 6,480円 |
初診料+尿素呼気試験(息で判定) | 9,720円 | |
感染診断+除菌+判定ピロリ菌が「いるか、いないか。いたら除菌したい」という方 | 初診料+尿中抗体検査+除菌+除菌判定 | 20,520円 |
初診料+尿素呼気試験+除菌+除菌判定 | 23,760円 | |
除菌のみ | 除菌+除菌判定(尿素呼気試験) | 16,200円 |
他の医療機関で「ピロリ菌がいます。」といわれたが、もう内視鏡はうけたくない…、内視鏡を受けたくないが、ピロリがいるかどうかだけ調べたい…という方が対象です。
緊急の場合を除き、検査はすべて予約制になっています。電話あるいは受付でご予約ください。(後は、以下のことを守り、検査の日時にご来院いただくだけでけっこうです。)
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前日の夕食を午後9時までにすませてください。
午後9時以降、お茶やお水は飲んでいただいて結構です。
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朝食は食べないでください。水や、お茶は飲んでいただいて結構です。
牛乳、コーヒー、果汁入りジュースなどは飲まないでください。
服用中の薬に関しては、医師の指示にしたがってください。
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医師より検査の結果をご説明します。
粘膜の一部を病理検査に提出した患者様には、1週間後にご来院いただき、結果報告します。
【大腸内視鏡検査】は盲腸〜直腸まで、大腸を全長にわたり観察する検査で、大腸の病気の診断と治療に必要な検査です。
緊急の場合を除き、検査はすべて予約制になっています。受診時に予約していただくか、電話あるいは受付で予約してください。
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検査日予定日の一週間以上前に外来受診をしていただき、前処置薬(下剤)をお渡しし、検査の説明をさせていただきます。必要な以下の検査を行います。
検診結果などがある場合は、ご持参ください。
70歳以上の方、心血管系の疾患がある方には心電図検査を受けていただくことがあります。
この診察時に、検査日のご来院時間をお教えいたします。
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検査の前日は、海草類、キノコ類、こんにゃく、細かい種のある果物(キウイ・イチゴ)、白菜・ほうれん草などの葉物類などは避けてください。
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処方されていた下剤(プルゼニド)2錠をコップ2杯程度のお水で内服してください。
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朝7:00頃:胃の動きを良くする薬(プリンペラン)を内服。
朝8:00頃から:腸管洗浄用の下剤(マグコロールP)を飲み始めてください。
腸管洗浄液内服後、早い方で1時間ほど、ほとんどの方は2時間後から排便が始まります。当クリニックに向かわれるころには、排便状況は落ち着いていると思います。
約3時間経過してもまったく排便を認めない場合には、ご連絡下さい。
下剤の溶かす方法、内服の方法は検査前受診の時詳しく説明させていただきます。
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検査終了後、控え室で1時間ほど休んでいただきます。しっかり目覚めてから、医師より検査の結果をご説明します。
粘膜の一部を病理検査に提出した患者様には、1週間後にご来院いただき、結果報告します。
検査内容 | 3割負担 |
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検査のみ | 約5,000〜6,000円(初診料含) |
生検した場合 | 約8,000〜12,000円(初診料含) |
検査内容 | 3割負担 |
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検査のみ | 約5,000〜6,000円(初診料含) |
生検した場合 | 約9,000〜15,000(初診料含) |
ポリープ切除をした場合 | 約20,000〜30,000円(初診料含) |
Q以前胃カメラで苦しく、辛い経験をしたのですが、うまく検査が受けられるでしょうか?
A当クリニックでは鼻からの内視鏡を施行しています。ほとんどの方が麻酔無しで嘔吐反射なく(オエッとならずに)挿入できています。さらに、鼻からでも不安だとおっしゃる方には点滴による鎮静剤を使用して【眠っている間での】検査も可能です。一度ご相談ください。
Q上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査は、どんな時うければよいですか?
Aみぞおちの痛みや不快感、胃もたれ、胸やけ、食欲低下、体重減少、黒い便が出ている、便潜血陽性の方や、以前の上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査で潰瘍など病変を指摘された時に、一度検査をされたほうがよいと思われます。
このような検査は、【安心感を得るために受ける】というスタンスが大事です。
お気軽にご相談ください。
Q上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査をすると、どんな病気がわかりますか?
A食道→胃→十二指腸を観察しますので、食道炎、食道癌、胃炎、胃潰瘍、胃癌、十二指腸潰瘍などがわかります。
Q上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査にはどれくらい時間がかかりますか?
A検査自体の平均時間は5〜8分です。ただし前処置に約15分、検査説明に約20分(説明の準備時間を含む)かかりますので、来院していただいてから帰宅するまでに約40分とお考えください。
Q上部消化管内視鏡をうけるにはどうしたらよいですか?
Aお電話あるいは受付で直接検査日の予約をしたいとお伝え下さい。その時、検査担当医師から検査準備の説明をさせていただきます。後は検査日に来院していただければOKです。
Q費用はどれくらいかかりますか?
Aこちらをご参照ください。
Q下部消化管内視鏡(大腸カメラ)で苦しく、辛い検査と聞きましたが…。
A当クリニックでは、点滴をしながら鎮静剤を用いた検査をしています。眠っている間に検査は終わってしまうので疼痛、不快感はありません。
Q下部内視鏡(大腸カメラ)検査をするとどんな時うければよいですか?
A便に血液が付着する、便器が血液で赤くなる、便が細くなってきた、残便感がでてきた、便秘や下痢におちいりやすい、おなかがよくはる、健診で便潜血陽性といわれたなどの症状がある方は一度、ご相談ください。
このような検査は、【安心感を得るために受ける】という気持ちが大事です。
Q下部内視鏡(大腸カメラ)検査をするとどんな病気がわかりますか?
A大腸癌、大腸ポリープ、炎症性腸疾患、痔疾患などが解ります。
Q下部内視鏡(大腸カメラ)検査をうけて病変が見つかった場合、その時に治療もできるのですか?
Aポリープ等はその場で切除しますが、入院が必要となるようなサイズ、病変のものはしかるべき施設をご紹介いたします。
Q下部内視鏡(大腸カメラ)検査にはどれくらい時間がかかりますか?
A一番奥の盲腸までの挿入平均時間は5〜8分ですが、内視鏡を抜きながら観察するので検査時間には20分ほどかかります。ただし検査終了後、鎮静剤の効果がとれてしっかり歩行できるまでに1時間ほど要することがあるので、ご来院からご帰宅までを考えると1〜1時間30分程度とお考えください。
Q下部内視鏡検査を受けるにはどうしたらよいですか?
Aまず、お電話あるいは受付で検査日の予約をしてください。その後、検査日の一週間以上前に外来診察をうけてください。内視鏡検査には血液検査が必要です。
Q費用はどれくらいかかりますか?
Aこちらをご参照ください。
「胃がんは心配だけど、検査は、苦しそうだから嫌!!」
という方にお勧めする、血液検査で簡単に行なう胃がんリスクのスクリーニング検査です。
※胃カメラ検査や胃バリウム検査の代わりとなる検査ではありません。
※この検査で胃の健康状態が悪い(弱っている)様であれば、胃カメラや胃バリウム検査を受ける必要があります。
この【ABC検診】は、ヘリコバクター・ピロリ菌の抗体価検査と胃粘膜萎縮(老化)マーカーのペプシノゲン検査とを組み合わせて、胃がんリスク調べる検査です。
4,000円(税込み価格です。この検査は自費になります) |
Q予約は必要ですか?
A必要ありません。胃腸科の診療時間内にご来院ください。
Q結果は、何日くらいででますか?
A1週間ほどで結果は出ます。
Q結果は、聞きに行く必要がありますか?
A自由診療(自費診療)ですので、郵送(簡易書留)でお知らせすることも可能です。
ただし、その場合郵送料をいただきます。
Qこの検査は、毎年うけたほうがいいのですか?
A毎年受ける必要はありません。1度受けていただくだけでOKです。
Qこの結果で内視鏡を受ける場合も自費ですか?
Aいいえ。保険診療で受けることが出来ます。
Qこの結果でピロリ除菌を希望する場合、自費になりますか?
A保険診療での除菌を希望される場合は、内視鏡検査が必要です。
内視鏡検査を希望されない場合は自費となります。その場合、除菌効果判定、1除菌に失敗した場合の2次除菌薬、その判定まですべてが自費になります。