おしりの痛み
おしりが痛いと感じたら — 肛門の痛みでお悩みの方へ

「おしりが痛い」と感じることは、誰にでも起こりうる身近な症状です。しかし、恥ずかしさや「そのうち治るだろう」という思いから、受診をためらってしまう方も少なくありません。
肛門の痛みの原因はさまざまですが、大きく分けて以下の5つです
- 外痔核(いぼ痔):腫れや出血を伴います。排便時や重い物を持った後、スポーツの後など「いきんだあと」に悪化しやすいのが特徴です。
- 裂肛(切れ痔):便が固かったり、排便時に強くいきむことで肛門が切れてしまいます。鋭い痛みが排便時・排便後しばらく継続するが特徴です。
- 痔瘻(あな痔)・肛門周囲膿瘍:膿がたまり、強い痛みや発熱を伴うこともあります。自然に治ることは少なく、手術が必要になることもあります。
- 肛門の皮膚トラブル:びらん(皮膚が剥がれて浅キズになったような状態)、かぶれ、湿疹、感染などでも痛みが出ることがあります。
- 直腸がん・肛門がん:頻度としては低いですがめずらしいいことではありません。
これらの疾患は、適切な診察と治療で改善できます。当院でも「軽い痛みだから」と放置して直腸がんであった方が数名いらっしゃいます。プライバシーに配慮した診察体制を整え、女性の患者様にも安心してご相談いただける環境を整えています。
また、日帰り手術にも対応しておりますので、症状やご希望に応じて最適な治療法をご提案いたします。
「おしりが痛い」は体からのサインです。
我慢せず、どうぞお気軽にご相談ください。