爪白癬
「爪白癬」…「爪水虫」の正式名称でカビが原因の感染症です。
もちろん他人に感染します。
爪白癬菌は高温・多湿を好み、皮膚に含まれるケラチンを栄養源にして増殖します。
痒みや、痛みがないため放置されがちですが、放っておいて治るものではありません。
症状として、爪が白くなったり黄色く濁っていたり、爪に厚みが出てきます。
症状が進んでしまうと、内服薬での治療が必要になります。
最近では、体に負担の少ないお薬が出ていますが、やはり数ヶ月飲み続ける必要がありますので、症状が軽いうちの早めのケアが大切です。
以上4つの項目に当てはまっている方はいませんか?
1つでも当てはまっている方は一度当クリニックまで緒ご相談下さい。
爪が白く濁っているのは、増殖した白癬菌によって爪が破壊され、中に空気が入り込むためで、爪が厚くなったり、もろくボロボロと欠けたりもします。
爪の先端の方から始まることが多く、最後には爪全体が白くなり、また黄褐色や茶褐色になることもあります。
「爪水虫」自体は痛みやかゆみがないため、気になってもそのまま放置してしまうことが多いようです。
塗り薬を使用されている方もいらっしゃいますが、爪の中になかなか浸透しないため、飲み薬(経口抗真菌薬)が最も効果的とされています。水虫が長年治らない方や爪に変化のある方は、一度当クリニックへご相談下さい。
1週間集中して薬を飲んだ後に、3週間は服薬をお休みするということを3回繰り返す「パルス療法」という新しい治療法が可能になりました。パルス療法で実際に薬を飲む日数は合計で21日間です。
パルス療法に用いられる薬は爪に届きやすく、爪の中に長くとどまって薬を飲み終わった後も爪の中で効果が持続しています。
症状によって異なりますが、薬を飲み始めてから早い人手2〜3ヶ月目で健康的な爪が生えてきます。爪が生え変わるのは約1年と言われておりますので、3ヶ月目の薬を飲み終わっても、2〜3ヶ月後に爪のチェックをしますので、来院してください。